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AYANEOの新型,変形ギミック搭載機など,Snapdragonブースで見つけた携帯ゲーム機型Androidデバイス[CJ2025]
さらには製品と,名称が書かれたカードの位置が合っておらず,こちらの指摘で気づいて直す……という一幕も。
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大陸らしく,実におおらかな感じだったが,そこに並んでいたゲーム機型Androidデバイスを紹介しよう。
4Gamer「ChinaJoy 2025」記事一覧
「ChinaJoy 2025」公式サイト
AYANEO Pocket DS
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「AYANEO Pocket DS」は,上下2つのディスプレイを搭載して,折りたたみが可能なニンテンドー3DS風のAndroid機だ。上画面は7インチ有機EL(1920×1080ピクセル,165Hz),下画面は5インチ液晶ディスプレイ(1024×768ピクセル)で,SoC(System-on-a-Chip)には「Snapdragon G3x Gen 2」を採用している。
アナログスティックには,ドリフト現象が発生しにくいトンネル磁気抵抗センサー(TMR)式スティックを採用するなど,今どきのゲーマー向け製品らしい仕様と言えよう。
2画面搭載なので,もちろん上画面でゲームをプレイしながら,下画面でWebブラウザを操作するといったことも可能だ。
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AYANEO Pocket S2 Pro
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「AYANEO Pocket S2 Pro」は,6.3インチ液晶ディスプレイ(2560×1440ピクセル)を搭載し,SoCに「Snapdragon G3 Gen 3」を採用するAndroid機だ。日本では9月下旬発売予定の「AYANEO Pocket S2」との主な違いは,バッテリー容量が増えている(S2は8000mAh,S2 Proは10000mAh)ことや,D-Pad(十字キー)が交換可能になっている点がある。
小型の携帯機としては高いスペックを誇るだけに,筐体の作りも高級感あふれる。個人的に気に入ったのは,[LB/RB]バンパーや[LT/RT]トリガーなど,ショルダー部のボタンに細かい凹凸が彫り込まれていて,滑りにくくなっているところだ。
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KONKR Pocket FIT
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KONKRは,AYANEOが発表したばかりのサブブランドで,価格対性能比を重視した製品をラインナップしていくという。その第1弾となる「KONKR Pocket FIT」は,6インチ液晶ディスプレイ(1920×1080ピクセル,144Hz表示)とSnapdragon G3 Gen 3を搭載するAndroid機だ。
価格対性能比重視だけあってか,筐体サイズはあまり絞り込まれておらず,手に持った印象は,ずんぐりむっくりといった感じ。隣にAYANEO Pocket S2 Proがあったので,違いがより際立っていた。
とはいえ,「見た目でなく中身で勝負」という主義の人なら,KONKR Pocket FITを検討するのも十分にありだろう。
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Retroid Pocket Classic
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Retroid Pocketのゲームボーイ風Android機「Retroid Pocket Classic」は,3.92インチの有機ELディスプレイと,「Snapdragon G1 Gen 2」を搭載する。すでに販売中で,Retroid PocketのWebサイト(※外部リンク)では全7色(うち1つは6ボタンモデル)がラインナップされている。
ちなみに上記写真のカラーは「PKM YELLOW」だ。
筐体の質感がいい意味で安っぽく,昔の携帯ゲーム機を思い起こさせくれる雰囲気が印象に残る。
ONEXSUGAR SUGAR 1
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ONE-NETBOOK Technologyが開発した「ONEXSUGAR SUGAR 1」は,こちらも2画面搭載のニンテンドーDS風Android機……と思いきや,アナログスティックとボタンがある部分が,ちょうつがいによって外に開き,筐体をひっくり返すと,Nintendo Switchの上に小さな画面が付いたようなフォルムに変形するのだ。
さらに小画面を折りたためば,1画面の端末として使うこともできる。
2つのディスプレイと変形機構を備えたAndroidゲーム機「SUGAR 1」のクラウドファンディングキャンペーンがはじまる

米国時間2025年7月22日,ONE-NETBOOKは,2つのディスプレイを搭載した携帯型Androidゲーム機「SUGAR 1」のクラウドファンディングキャンペーンを「Indiegogo」にて開始した。同サイトにおける早期割引価格は,599ドルとなっている。
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6.01インチと3.92インチのディスプレイは共に有機ELパネルで,SoCにはSnapdragon G3 Gen 3を搭載するなど,スペックもなかなかのものだが,変形ギミックのインパクトの前には霞んでしまう。意味もなくガチャガチャと変形させたくなるAndroid機だ。
こちらは本稿執筆時点で,Indiegogoでクラウドファンディングキャンペーンが行われている(※外部リンク)。
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