
イベント
チルくてほっこりするボール探しゲーム「私の赤いボールはどこだ」は,ネコの幸せそうな顔でニヤけが止まらない[BIC2025]
![]() |
本作でやることは,赤いボールが好きなネコのために,ボールをどうにか手に入れて,それを渡してあげること。ボールを渡すと,めっちゃ幸せそうな顔をするので,思わずニヤけてしまう。
チルい雰囲気も相まって,別にステージごとに渡したときの表情が変わる訳じゃないのに,うへへと毎回変な声が出てしまうほどだ。
![]() |
![]() |
試遊で体験したのは15ステージ+隠しステージ1つ。ネコは記憶を失っているらしく,自身でも理由は分かっていないが,赤いボールがあると,心地よい気持ちになるようだ。
最初は3つの箱を開けていくものや,リンゴの木を揺らすと,ボールも一緒に落っこちてくるものなど,かなり簡単なステージで,そこからパズル要素やアクション要素が少しずつ強くなっていく。
![]() |
![]() |
例えば,ウェットティッシュでボールを磨いて本来の色にしたり,白色のボールをペンキに付けて赤色にしたり,赤色のボールを持っているほかのネコに代わりのものを渡してボールを手に入れたり,といろいろなロジックが用意されていた。
![]() |
![]() |
赤いボールといっても,ネコが好きなボールとまったく同じまん丸で真っ赤なボールでないと気に入ってくれない。
![]() |
また,スロットマシーンで形,色,模様を目押しで決めるものや,造形家に丸い形状のものを見せて白いボールを作ってもらい,画家のパレットの色を絵の具で変えて,ボールを赤く塗ってもらうものなどもあった。
ほかの動物たちが求めるものを渡していくシーンや,物々交換で赤いボールを手に入れることもあった。ほかの動物たちも,もちろん可愛い。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ステージでは赤いボールのほかに,隠しアイテムとして,星形の「記憶のかけら」(仮称)が用意されている。これを集めることで,隠されたステージを開放できる。
![]() |
この隠しステージでは,なぜネコが赤いボールを好きなのか,という謎を明らかにしていくものだそうだ。男の子のネコと,その父と母の3人家族のストーリーが展開される。
![]() |
本作の企画とイラストを手がけるPeppermill氏は,もともと高校生向けにイラストを教えていた先生だそうだ。時間が空いたときにゲームのイラストを描いたりしていたが,2,3年前くらいにイラストを専業にしたという。
ゲーム開発のきっかけは,生徒の中にゲームを制作している人がいて,その人からインスピレーションを受けて,自分も作ろうと思ったそうだ。モバイルはいくつかリリースしているが,PC向けゲームは今回が初だという。
ちなみにキャラクターの唇が特徴的な形をしているのは,自身のイラストスタイルだそうで,普段から描くキャラクターは皆,唇の存在感がある。
![]() |
Peppermill氏のInstagramアカウント
開発はプログラマ1人と合計2人で制作を進めている。。9月ごろにはSteamで体験版を公開する予定で,韓国語,日本語,英語,中国語に対応するという。
デモ版は2か月程度で制作したもので,対応言語は韓国語と英語。フィードバックを受けながら改善を行い,さらに製品版では100ステージ以上を収録予定のため,開発にはあと1年から1年半くらいかかる見込みだ。
試遊しているときは,ネコの幸せそうな顔を見て,こっちまで本当に嬉しくなった。展開されるストーリーも家族をテーマにしつつ,ネコの謎も解き明かしていく内容で,先が気になる。はやく続きをプレイしたい。
4Gamer「BIC2025」記事一覧
「BIC2025」公式サイト
- 関連タイトル:
私の赤いボールはどこだ
- この記事のURL: