「Unemployment Simulator 2018」，最新トレイラーを公開。仕事なし，金なし，彼女なし，あるのは時間だけの無職男の孤独な人生を描く

　フィンランドを拠点にゲーム開発を手がけるサムエル・レイコイネン（Samuel Lehikoinen）氏は，社会派シミュレーター「Unemployment Simulator 2018」の最新トレイラーを公開した。

Steam「Unemployment Simulator 2018」

　「Unemployment Simulator 2018」は，プレイヤーは2018年の北欧のある街のワンルームアパートに住む無職の独身男性となって，できるかぎり生き抜くローグライクなサバイバルシミュレーションゲームだ。


　朝起きて歯磨きをするところから始まり，シャワーを浴びて，料理や洗濯，食器洗いにトイレ清掃といったタスクを毎日こなしていく。時間があればゲームに熱中して，一日中アパートで過ごす。とにかく生き延びるのが目的で，できなければ最初からやり直しになる。

　部屋の汚れが増えると健康に害があるだけでなく，疲労もたまり，不安障害にさいなまれたり，酒におぼれてしまったりするなど，日々の生活そのものが微妙なバランスの上に成り立っているという。


　仕事なし，金なし，彼女なし，あるのは時間だけという主人公だが，夢の中では自由になり，家族もいれば，仕事もあり，さらにはモンスターと戦うヒーローにもなれる。そんな孤独な人間の生き様を，どこかコミカルながらドラマチックなゲームに仕上げている。
　“一人でむせび泣く”というオプションもあり，トラウマになりそうな寂しさも味わえる。マルチエンディングになっているとのことなので，彼の平穏を願って何度もプレイしてみるといいだろう。


　「実話をもとにした社会派サバイバルゲーム」とのことで，もしかするとレイコイネン氏自身の人生を投影したと思われる本作。現時点では発売時期などの詳細はアナウンスされていない。Steamストアページの情報によると，インタフェースと字幕が日本語化される予定だ。一人の男性の生き様が気になる人は，ウィッシュリストに登録して，続報を楽しみに待とう。