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「Battlefield 6」,2025年10月10日にリリース決定。多彩なゲームモードやマップをフィーチャーした最新作は,8月にオープンβテスト実施
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印刷2025/08/01 04:00

イベント

「Battlefield 6」,2025年10月10日にリリース決定。多彩なゲームモードやマップをフィーチャーした最新作は,8月にオープンβテスト実施

 Electronic Artsは現地時間2025年7月30日〜31日,カリフォルニア州エルセグンドにある商業施設において,「Battlefield 6」PC / PS5 / Xbox Series X|S)のゲームプレイを紹介するイベント「Battlefield 6 Multiplayer Reveal」を開催し,2025年10月10日のリリース予定であることと,マルチプレイヤーモードの詳細を公開した。
 価格も明らかになっており,Standard Editionが69.99ドル,Phantom Editionが99.99ドルだ。

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 Electronic Artsは本日(2025年8月1日),シリーズ最新作「Battlefield 6」を10月10日にリリースすると発表した。アメリカで開催されているイベントに参加し,約4時間の試遊によって分かった進化のポイントと筆者の印象をお伝えしたい。

[2025/08/01 04:00]

「Battlefield 6」公式サイト


イベント会場の隣は建設現場。なんともBattlefieldらしい立地だ
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 「Battlefield 6」は,先日公開された公式発表トレイラーが1週間で850万以上の再生を記録するなど,ゲーマーコミュニティから高い期待を集めているFPSシリーズ最新作だ。
 ご存じのように,Respawn Entertainmentの創業者でもあるヴィンス・ザンペラ(Vince Zampella)氏をゼネラルマネージャーとする新体制のもと,DICE,Criterion Games,Ripple Effect,そしてMotiveが共同開発を行う「Battlefield Studios」によって,評価の分かれた前作「Battlefield 2042」からの再起をかけて制作が進められてきた。

 先日公開されたシネマティックトレイラーや,今回のイベントの情報で明らかになったところによると,NATO(北大西洋条約機構)軍と,元々はNATOに支えられて急成長しながらも,その危険性が露わになった民間軍事企業「Pax Armata」が世界各地で激突するというシナリオが描かれる。
 主人公は元米国海兵隊の分隊Dagger 1-3。過去でもなく,近未来とも言えない「2027年」に始まる紛争だ。


 トレイラーの冒頭では,米国大統領による演説の最中で発生した衝撃的な爆破暗殺事件から物語が始まり,その混乱の中でヨーロッパ主要国がNATO軍からの脱退を決定したことで軍事的なバランスが崩壊し,台頭したPax Armataが旧体制の軍事秩序を破壊していこうとする姿が描かれている。

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 このトレイラーからは,シリーズでお馴染みの広大な戦場や,ゲーム環境の破壊シミュレーションを前面に押し出し,舞台となる都市が崩壊していく様子,ヘリ同士の空中衝突や水陸両用車両による上陸作戦など,ビークルを使った現代戦,そして複数の主人公がいることを示唆するリアルな表情のキャラクターたちなどが確認できる。
 進化したFrostbiteエンジンにより,ビジュアル面での独自性を感じさせる高精細なグラフィックスや物理演算による表現を実現していることも分かるだろう。

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 さて,そんな期待の「Battlefield 6」を世界中の100を超えるメディアやコンテンツクリエイターに紹介する今回のイベントは,マルチプレイヤーモードやゲームプレイの紹介を主な目的としている。
 「Battlefield Labs」と呼ばれるコミュニティ主導型の開発体制を整え,「ファンが求めるもの」を形にしてきたBattlefield Studios。シリーズの原点回帰と現代戦というテーマの融合を掲げ,2025年を代表するAAAタイトルとして期待されるところだが,まずはマルチプレイヤーモードの基本情報を紹介しよう。


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マルチプレイヤーモードの詳細


 「Battlefield 6」のローンチ時点で予定されているゲームモードとして,明らかになっているのは以下のとおりだ。

・Conquest
・Breakthrough
・Rush
・Team Deathmatch
・Squad Deathmatch
・King of the Hill
・Domination
・Escalation


 BattlefieldシリーズのDNAであるConquestについて,あらためて紹介するまでもないだろうが,マップ内の複数の拠点をめぐり,2チームが歩兵や車両,航空機を駆使して制圧を目指すという,大規模な陣取り合戦だ。
 興味深いのは,最大プレイヤー数が前作の128人から64人(32人対32人)に再び縮小されている点だ。

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 128人対戦を実現するにはマップを大きくする必要があるが,それに伴い移動距離が長くなり,拠点以外でのアクションが起きにくくなっていた。その結果,プレイヤーが数か所に密集して,混沌としたゲーム体験になってしまう。
 また,個々のプレイヤーやスクワッド(分隊)の貢献が薄れる傾向にあり,「人数の多さが必ずしも戦術面の深みを与えるのではない」という意見も多く,サーバーやレンダリングといった技術/パフォーマンス面の課題も解消が難しかったようだ。


クラスシステムは伝統への回帰と柔軟性の融合


 「Battlefield 6」では,再びAssault(突撃兵),Engineer(工兵),Support(援護/コンバットメディック),そしてRecon(偵察)という,お馴染みの4クラスが用意されている。
 Battlefieldシリーズのファンコミュニティでは,「オープン武器 vs. クローズド武器」をテーマに最も熱い議論が交わされてきた。「オープン武器」とは,クラス専用武器に縛られず,AssaultでもSMGやスナイパーライフルなどを自由に選べるシステム。一方の「クローズド武器」は,クラスごとにシグネチャー武器(特徴的な専用武器)を持つべきという立場だ。

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 今回のイベントで明らかになったのは,「Battlefield 6」ではオープン武器を採用し,プレイヤーはクラスにかかわらず,武器タイプを自由に選んでカスタマイズできることだ。
 もちろん,デフォルトではクローズド武器のロードアウトが用意されており,最終的にはプレイヤー次第。ただし,それぞれのクラスには,Assaultであれば高所から落下した際のダメージを軽減する「Soft Landing」,Engineerであれば爆破ダメージを軽減する「Flak Jacket」といったシグネチャートレイト,さらには適正なシグネチャーガジェットが用意されており,差別化は図られている。
 当然,ビークルの修理はEngineer,UAVを招集するのはReconのアクティブアビリティといったように役割もはっきりと分かれている。

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 さらに,今回のイベントでは詳細までは明かされていなかったものの,「Battlefield 6」には「トレーニング」という各クラスに紐づく専用の育成パスが存在するようだ。各クラスには2種類のトレーニングパスがあり,マッチ中の目標達成やチームプレイへの貢献を行うことで進行していく。
 Battlefield Studiosのエクゼクティブプロデューサーであるバイロン・ビード(Byron Beede)氏は,このトレーニングを「『Battlefield 6』におけるサブクラスのようなもの」と表現していた。

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 Supportの専用ガジェットは,固定式シールド「Deployable Cover」が追加され,防御性能の高いクラスに進化しているようだった。ひょっとしたら,Supportはメディックとしての特性と,防御型としての特性に分岐し,プレイヤーが強化の方針を選べるようになるのかもしれない。

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 ちなみに,武器タイプはアサルトライフル,カービン,SMG,LMG,DMR,スナイパーライフル,そしてショットガンの7種類。戦績によって各カテゴリの新しい銃やアタッチメントがアンロックされる。
 それぞれの武器には,Hipfire(腰撃ち精度),Precision(精密性),Control(制御性),そしてMobility(機動性)の操作カテゴリに加え,DMG(ダメージ),ROF(発射速度),MAG(マガジン弾数)という性能カテゴリが設定されている。微妙な差異がゲームプレイに影響を与える仕様だ。


クラシックマップも復活。ローンチ時点は9種のゲームマップを公開


 今回のイベントでアナウンスされたのは,「Battlefield 6」のローンチ時点で9種類のマップが公開されるということだ。おそらくオープンβテスト(後述)でも同じ内容のマップがプレイできると思うが,初日に公開されていたのは以下の4種類だった。

・エジプトの首都を舞台にした「Siege of Cairo」
・ニューヨークシティを舞台にした「Empire State」
・中央アジア高地を彷彿とさせる「Liberation Peak」
・ヨーロッパの田舎町の雰囲気が漂う「Iberian Offensive」


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「Siege of Cairo」
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「Empire State」

 特筆すべきは,本作の“原点回帰”を象徴する要素として,「Battlefield 3」の人気マップだった「Operation Firestorm」の静止画像が紹介されたことだ。
 もちろん単なる移植ではなく,「Battlefield 6」のゲームプレイに合わせて新たなエンジンで再構築されており,イベント中の最も盛り上がりを見せたポイントの1つだった。

 また,気になる点として,「Empire State」の紹介時にトレイラーでも頻繁に登場しているニューヨークの近郊,「Brooklyn」の名前が混同され,何度が発言されていたことが挙げられる。「Iberian Offensive」の紹介時にも「Gibraltar」という発言もあった。
 さらにゲーマーコミュニティのデータ解析によると,「Siege of Cairo」には「Abbasid」と「Outskirts」という明確な2地域が存在しているようだ。

画像ギャラリー No.013のサムネイル画像 / 「Battlefield 6」,2025年10月10日にリリース決定。多彩なゲームモードやマップをフィーチャーした最新作は,8月にオープンβテスト実施
「Liberation Peak」
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「Iberian Offensive」

 こうしたことから,「Battlefield 6」のマップは「都市戦」と「広域環境」の2エリアで構成されている可能性が考えられる。ゲームモードによって一方だけを使用することもあれば,「Operations」モードのように連続的に使用する形式が復活するのかもしれない。

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 これが「Battlefield 6」のマルチプレイヤーモードの基本情報となる。なお,オープンβテストは8月9日〜10日,8月14日〜17日に開催される予定だ。アーリーアクセスは8月7日にスタートするとのこと。
 イベントの初日時点では詳細は不明だが,開催日も迫っている。公式サイトなどで参加資格や具体的な開催時間などがアナウンスされるはずだ。

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「Battlefield 6」公式サイト

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