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「Grave Seasons」をプレイアブル体験。2Dグラフィックスのカジュアル系農業シムなのに,おどろおどろしいホラーが忍び寄る
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ドット絵の2Dグラフィックスによる農業シミュレーターというと,プレイする人を選ばずにプレイできるカジュアルながらもハマり要素の高いゲームジャンルという印象だが,Perfect Garbageにとって2作目となる「Grave Seasons」は,そこに探偵要素のあるゲームプレイやホラーテイストがキツめな物語を組み込んだ作風になっている。
そのストーリーは,刑務所に収監されていた主人公が,クローバー1つを手に命からがら山深い寒村アッシェンリッジに逃れるところから始まる。そこでこの村を突然襲った殺人事件を発端に,不気味な恐怖体験が続いていくことになる。デモを紹介してくれた開発チームのメンバーによると,本作はオープンエンドなゲームプレイはなく,あくまでストーリーを重視した作風になっているという。
今回紹介されたデモは,プレイヤーが村の家で初めて夜をあかしたDay 1からスタートする。主人公がこの家にどうやって入り込んだかは不明であるが,外に出ると段々畑のような複数の田畑がある敷地に囲われており,Horiという名前の力強そうな若い農夫が受け入れてくれる。「農業がしてみたくなった」という主人公の手ほどきをし,まずは雑草抜きから始まり,どうやって畑を耕していくのかというチュートリアル部分を教えてくれるのだ。
この部分ではNPCとのインタラクションが多い農業シミュレーションという程度でしかないが,畑を耕していると“人の手”を見つけることになる。Horiは,主人公の前に住んでいた男性が突然の失踪を遂げたと話していたが,ひょっとしたらこの手の持ち主なのか,手を失ってどうしてしまったのかが,脳裏に浮かぶ。Horiは,それほど大事でもなさそうな雰囲気で会話を進めていくが,どうやらこの村には大きな秘密が潜んでいるようだった。
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雑草抜きや種まき,水やりなど,「Grave Seasons」の序盤で体験した農業シミュレーションだけでは,それがゲームの流れにどのように絡んでくるのかまでは判断できなかったものの,育てた作物は家屋の横にある大きな郵便箱に入れておけば,業者が持ち出してお金が溜まっていく仕組みになっていた。農作物だけでなく,魚を釣ったり鉱物を掘ったりすると,その行為が村の経済に影響を与えるとのことなので,それらの活動が連続殺人事件の解決に関わっていくのは間違いなさそうだ。
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すでに公開されているSteamストアページの情報によると,この「Grave Seasons」はインタフェースとテキストはしっかりと日本語化される予定であり,登場人物にも日本名のあるキャラクターがいるなど,どこか馴染みやすそうな雰囲気。リリースは2026年を予定しているとのことで,しばらく先のことになりそうだが,気になる人はウィッシュリストに追加して続報をチェックしておくと良いだろう。
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「Grave Seasons」
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Grave Seasons
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