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eスポーツに強い高速表示&没入感を高める4K映像にも対応。IOデータの「EX-GDU271JAD」は,どちらも欲しいゲーマー向けモニターだ【PR】
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ここ1〜2年,ゲーマー向けディスプレイのトレンドとなっているのが,いわゆる「デュアルモード」や「デュアル解像度」と呼ばれる機能だ。映像美を堪能できる高解像度表示と,解像度を落として高いリフレッシュレートで表示する1台2役の機能である。
本稿で紹介する「EX-GDU271JAD」は,アイ・オー・データ機器(以下,IOデータ)のゲーマー向けブランド「GigaCrysta」から登場したデュアルモード――同社の呼び方では「Dual Frame Rate」(DFR)――対応の液晶ディスプレイだ。
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27インチサイズの本製品は,解像度3840×2160ドット(以下,4K)では160Hz,解像度1920×1080ドット(以下,フルHD)に切り替えると320Hzの垂直最大リフレッシュレートで表示でき,さらに24インチ相当で表示しつつ,ゲーム画面への集中を促進する「Focus Mode」といった機能も備える欲張りな一品だ。
本稿では,そんな二刀流ディスプレイなEX-GDU271JADの魅力を確かめてみたい。
なお,EX-GDU271JADは,同じIOデータの「LCD-GDU271JAD」と同一の製品である旨をお断りしておく。
同社によると,「2つの製品で型番が異なるのは,販売経路や保証期間の違いがあるためで,製品自体は同一」とのことだ。
●目次
質実剛健な外観
まずは製品の外観をチェックしよう。
EX-GDU271JADの製品ボックスには,ディスプレイ本体,アームと台座部分に分かれた2ピース構造のスタンド,映像出力用ケーブル2本,電源ケーブル,リモコンなどが含まれている。
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ちなみに,外箱には開封後の取り出し手順や注意点が明記されており,親切な作りには好感が持てる。
2ピース構成のスタンドは,台座にアームを組み合わせて,手回しネジで固定する一般的な方式だ。アームをディスプレイ本体に取り付けるには,4本の付属ネジで固定するのだが,ネジ止めにドライバーが必要な点は覚えておこう。
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製品の外観は,黒を基調とした質実剛健なデザインで,派手なLEDイルミネーションの類はない。
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キーボードの設置場所が自由にできるし,マイクやオーディオインタフェースに代表される周辺機器を設置しやすいのも,ゲーマーとして非常にありがたい。
スタンドの可動範囲は,−5〜+20度の上下回転(チルト)と,左右それぞれ25度への回転(スイーベル),最大120mmまでの高さ調整に加えて,ディスプレイの90度回転(ピボット)にも対応する。必要十分な可動域は確保されており,可動自体もスムーズだ。
ちなみに,製品の背面は,100×100サイズのVESAマウントに対応する規格になっているので,市販のモニターアームと組み合わせられる。
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ディスプレイ前面は,下側に約20mm,左右と上側を約2mmのフレームが覆う。
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27インチサイズの液晶パネルは,AHVA(Advanced Hyper-Viewing Angle)方式のもの。あまり聞きなれない名前だが,技術的にはIPS方式の発展型で,IPS方式ならではの視野角の広さはそのままに,応答速度に優れるのが特徴だ。
もちろんパネル表面には,ゲーマー向けディスプレイのお約束ともいえる,ノングレア加工も施されている。プレイ中,映り込みで不満を感じることは少ないはずだ。
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EX-GDU271JADには,GigaCrysta製品の特徴でもある,操作用の赤外線リモコンが付属しており,ゲーマー向けディスプレイにおける各種設定すべてを,リモコンで行えるのだ。
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リモコンの利便性は予想以上だった。設定を変更したり,本機の特徴であるデュアルモードを切り替えたりする場合も,いちいちディスプレイ本体に手を触れず,手元で完結できるのは非常に嬉しい。
正直,「この世のゲーマー向けディスプレイの標準機能にしてほしい」と願ってしまうほどだ。手元でサクッと操作できるのは,それほどまでに便利なのである。
話を本体に戻そう。
映像入力インタフェースは,背面に下向きで設置されている。
映像入力としては,DisplayPort(バージョン未公開)×1,HDMI(バージョン未公開※)×2を備える。
USB Type-Aポートも1基備えるが,こちらは機器への給電とディスプレイのメンテナンス機能のみで,USBハブ機能やPC切換器機能はない。
※製品情報ページに「HDMI 2.1 VRR」の表記があるので,HDMI 2.1と思われる
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映像入力インタフェースについて補足しておくと,2つあるHDMIポートは,HDMI 1とHDMI 2で若干仕様が異なる。HDMI 2のほうが,許容する垂直リフレッシュレートが低い(※4K時最大120Hz,フルHD時最大240Hz)のだ。PCとの接続時には,DisplayPortを推奨したい。
ちなみに,筆者が試した限りでは,ゲーム機との接続にどちらのHDMIポートを使用しても問題なかった。PlayStation 5の「VRR」(1080p,1440p,2160p)動作も確認している。
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音声出力機能は,2W×2の内蔵スピーカーに加え,3極3.5mmミニピンヘッドフォン出力を備える。どちらもディスプレイに内蔵されるものとしては,一般的なものだ。
スピーカーは音質を重視したものではないので,サウンドを楽しむなら,ヘッドフォンの使用を推奨したい。
EX-GDU271JADのスペックをまとめておこう。
●EX-GDU271JADの主なスペック
- パネル:27インチ,AHVA方式,非光沢
- パネル解像度:3840×2160ドット
- 垂直最大リフレッシュレート:160Hz(4K時),320Hz(デュアルモード フルHD使用時)
- ディスプレイ同期技術:G-SYNC Compatible(DisplayPort使用時のみ),HDMI 2.1 VRR
- HDR対応:HDR10
- 輝度:350cd/m2(標準値)
- 表示色:約10億7374万色
- コントラスト比:1000:1(標準)
- 視野角:上下左右178度
- 応答速度:0.05ms(GTG,Dual Mode:FHD 320Hz,Focus Mode:入,オーバードライブレベル:3)
- 映像入力インタフェース:DisplayPort×1,HDMI×2
- そのほかの接続インタフェース:USB Type-A×1(給電,メンテナンス兼用)
- USBハブ機能:なし
- スピーカー:2W×2
- 上下回転(チルト):−5〜+20度
- 左右回転(スイーベル):左右25度
- 縦回転(ピボット):対応
- 高さ調整:最大120mm
- VESAマウント:100×100mm
- 公称消費電力:35.6W(標準),83W(最大),0.3W(スタンバイ)
- 公称本体サイズ(W×D×H):約614×239×405〜525mm(スタンド含む)
- 公称本体重量:約6.8kg(スタンド含む)
- 主な付属品:DisplayPortケーブル,HDMIケーブル,電源ケーブル,リモコン,リモコン用テスト電池他
- 保証期間:3年間(※パネル,バックライトを含む。1日当たりの最大使用時間は16時間以内)
- そのほか:無輝点保証(購入後1か月以内)
リモコンで快適にOSDメニューを操作
ここからは,EX-GDU271JADのOSDメニューをチェックしよう。
先述したとおり,EX-GDU271JADのメニュー操作は,すべてリモコンで行えるのがポイントだ。一般的なゲーマー向けディスプレイの設定は,ほぼすべて備えており,とくに定番でもある暗部補正機能「ナイトクリアビジョン」なども搭載している。
ただ,本稿では本機の特徴であるDual Frame Rate(デュアルモード)と,Focus Modeを説明しよう。
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●DFR(Dual Frame Rate)
4K/160Hz表示とフルHD/320Hz表示を切り替える。
メニュー内の「表示」項目から切り替えるほか,リモコンの入力切替ボタンを長押ししたり,本体下部の一番左のボタンを長押ししたりすることでも切り替えられる。
ただ,ゲームプレイ中の切り替えは,予期せぬ動作の原因になりかねない。プレイ前の切り替えを推奨する。
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●Focus Mode
フルHD/320Hz表示時のみ使用可能な機能。
ゲーム映像の表示サイズを,27インチサイズの画面のうち24インチ相当の範囲に限定して表示する,eスポーツプロ向けの機能だ。
縮小スケーリングを行って表示する通常のモードと,疑似ドットバイドット表示を行うリアルモードがある。本機能を使用した場合,色深度が8bit(=表示色数が1677万色)で固定される。
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リアルモードを有効にした場合,ディスプレイ側の解像度は,1728×972ドット/320Hzに切り替わる。ただ,1728×972ドットで映像出力が可能なPCに限られるため,ゲーム機では表示できない(※通常モードはPC以外でも可能)。
また,G-SYNCやVRRといったディスプレイ同期技術は併用できない点も注意しよう。
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Focus Modeに組み合わせて,非表示の額縁領域に錯視描写を行うことで画面への集中力を高める効果があるという「Focus Image」機能も搭載する。
画面を動く枠で囲むと集中力が上がる? 新機能「Focus Mode」の開発秘話が語られたIOデータ「GigaCrysta」10周年記念イベント
10周年を迎えたアイ・オー・データ機器のゲーマー向けディスプレイブランド「GigaCrysta」。その記念イベントが東京都内で開かれた。映像の周囲に枠線を表示して集中を促すという「Focus Mode」を備えるディスプレイ「LCD-GCQ271UD」の開発に関する話題を中心にレポートしよう。
効果には,かなり個人差がありそうだが,eスポーツタイトルで試してみるのもいいかもしれない。
余談だが,OSDメニューはきちんとした日本語で記述されており,各項目の簡単な説明を画面で確認できるなど,日本メーカーらしい親切さが光る。
初めてゲーマー向けディスプレイを買うという場合にも,安心して使えるはずだ。
トレンドのDFR。実戦的なニーズを満たすFocus Mode
EX-GDU271JADを実際に使用してみた感想をお伝えしたい。
EX-GDU271JADでは,リモコンの中央に並ぶ専用ボタンで画面モードのプリセットを手早く切り替えられるので,シチュエーションに応じた設定を選ぶのが簡単だ。
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なお,これらのプリセットはユーザー側でカスタマイズができるが,先述したDFRや,Focus Modeの設定も同時に保存されるのは注意しておこう。
まず,4K/160Hzモードは,基本的にアクションゲームやRPGなど,それほど高いフレームレートを必要としないタイトルのプレイで輝くだろう。
とはいえ,4Kで160Hz表示は十分高性能であるし,最近ではNVIDIAの「DLSS」やAMDの「FSR」といった超解像&フレーム生成技術も現実的な選択肢であるから,4Kディスプレイを活用できる機会は多い。
また,FPSであっても,PvPではなく1人でプレイするキャンペーンモードであれば,緻密な映像を楽しめる4Kモードが生きる場面もある。
4K/160Hzモードで,あえてゲーム内の解像度を2560×1440ドットにした使い方も気に入った。フルスクリーンに表示するためのスケーリングを挟むのだが,それほどボヤ感は感じない。4K解像度よりも格段に高いフレームレートでプレイできるケースが多いので,意外にお勧めだ。
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そもそも,eスポーツタイトル以外は,4Kモードで十分という面もあり,本機に限らず,デュアルモードを搭載する機種の多くが抱えるジレンマだ。
デュアルモードの存在意義への疑問に対するGigaCrystaの答えが,24型相当で疑似ドットバイドット表示を行う「Focus Mode(リアル)」に他ならない。画素ピッチの関係上,解像度はフルHDより少し低い1728×972ドットになるが,現実的な使い方ができることが最大の魅力だ。
超高リフレッシュレート表示が欲しくなるジャンルといえば,PvPシューターが真っ先に挙げられる。そうしたゲームのプレイヤーからの,「実戦的に使えるデュアルモードが欲しい」というニーズを,EX-GDU271JADは,しっかりとおさえてきた印象だ。
DFR有効時は解像度が低いので,UIや文字のドット感は目につくこともあるが,全体的な映像表現そのものは,24インチクラスのフルHDディスプレイに近い。それが320Hzで動く。
実際に筆者も,複数のPvPシューターをFocus Mode(リアル)でプレイしたのだが,「みんなが欲しかったデュアルモードって,多分これだ!」という感想だった。
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ちゃんと使えるデュアルモードと4Kをコスパ良く両立する1台
EX-GDU271JADは,普及が進むゲーマー向け4Kディスプレイに,デュアルモードというトレンドを加えながら,価格も抑えた製品だ。
画質を追求した製品や,超高フレームレートに特化した製品と比べると,すべてにおいて最高性能というわけではない。
だが,eスポーツ向けのニーズにしっかりと応える24インチ相当表示を行いつつ,リフレッシュレート320Hzで表示できるFocus Modeは,間違いなく評価できるポイントであり,他製品への明確なアドバンテージだ。
邪魔になりにくい薄型のスタンドや,初心者でも設定しやすいOSDメニューなど,国内メーカーならではの気配りもうかがえる。
実際,リモコンは本当に便利だ。ディスプレイに手を伸ばしてカチカチやる必要がないというだけで,これほど楽になるとは想定外だった。
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こうした強みを備えたうえで,税込実勢価格は約5万円だ。かなり「あり」な選択肢ではないだろうか。
実戦的な24インチ相当モードと4Kゲームプレイを両立したい人は,選択肢に入れて間違いない製品だ。
- 関連タイトル:
GigaCrysta
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