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19.5:9&120Hz表示対応ディスプレイを採用した「Xperia 10 VII」が登場。背面デザインも刷新
9月中旬以降の国内発売を予定しているが,本稿執筆時点で価格は明らかになっていない。
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Xperia 10 VIIは,ディスプレイパネルのアスペクト比変更に加えて,最大リフレッシュレートが,前世代製品である「Xperia 10 VI」の60Hzから120Hzに向上したのもポイントだ。いまどきのミドルクラススマートフォンは,90Hzや120Hz表示に対応した製品が多く登場しているが,Xperiaもその波に追いついた形と言えるだろう。
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搭載SoC(System-on-a-chip)は,Qualcommのミドルクラス市場向けプロセッサである「Snapdragon 6 Gen 3」を採用する。Snapdragon 6 Gen 3は,Xperia 10 VIに採用していた「Snapdragon 6 Gen 1」の後継モデルで,Qualcommによると,Snapdragon 6 Gen 1と比べて,CPU性能が10%,GPU性能が30%,AI処理性能が20%向上したという。
メインメモリ容量は8GB,内蔵ストレージ容量は128GBで,最大容量2TBのmicroSDXCを利用できる。
背面のアウトカメラは,標準と広角の2眼式で,冒頭でも紹介したように2つのレンズが横並びに変更となった。標準カメラと組み合わせる撮像センサーのサイズが,従来の1/2インチから1/1.56インチに大きくなったことで,暗い場所での撮影性能が向上したとのことだ。
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また,Xperia 10シリーズとして,初めて側面にカメラのシャッターを操作する「即撮りボタン」を搭載するのも変更点の1つだ。即撮りボタンを長押しすることで,静止画撮影から動画撮影へ切り替えられるそうだ。
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サウンド機能では,本体スピーカーの音質を向上させたほか,現行のスマホ製品では数少なくなった3.5mmミニピン端子を引き続き搭載するのがポイントだ。
![]() 上側面に,3.5mmミニピン端子とスピーカー孔を搭載する |
![]() 下側面は,USB Type-Cポートとマイク孔を備える |
また,Bluetoothの送信電力を,Xperia 10 VIと比べて2倍に向上した。さらに,ソニー製ワイヤレスイヤフォンとの組み合わせで人混みなどにおける音声の途切れを低減した。
そのほかにも,圧縮音源をアップスケールするDSEE Ultimateを引き続き搭載し,ハイレゾサウンド再生にも対応した高音質のワイヤレスサウンド技術「LDAC」にもするという。
内蔵バッテリー容量は,Xperia 10 VIと同じく5000mAhだ。充電速度を調整することでバッテリーへの負荷を軽減する「いたわり充電」と,ソニー独自の充電最適化技術によって,バッテリーの劣化を防ぐとのこと。
OSのアップデートは最大4回,セキュリティアップデートは6年間のサポートを行うという。
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メーカー | ソニー |
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OS | Android(バージョン未公開) |
ディスプレイパネル | 約6.1インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 6 Gen 3」 ・CPUコア:Kryo(最大2.4GHz) ・GPUコア:Adreno |
メインメモリ容量 | 8GB |
ストレージ | 128GB+microSDXC(最大2TB) |
アウトカメラ | 2眼式 ・標準:約4800万画素 ・広角:約1200万画素,F2.4,焦点距離16mm |
インカメラ | 約800万画素,焦点距離24mm,F2.0 |
対応5Gバンド | 未公開 |
対応LTEバンド | 未公開 |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.4 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
USBポート | USB Type-C |
本体サイズ | 約72(幅)×153(奥行き)×8.3(厚さ)mm |
本体重量 | 約168g |
本体カラー | ターコイズ,チャコールブラック,ホワイト |
ソニーのXperia特設ページ
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