4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」，2025年12月15日〜12月21日

　巷が♪ジングルベーな雰囲気になった2025年12月15日〜12月21日，4Gamerに掲載された記事は302本でした。北アメリカ航空宇宙防衛司令部（NORAD）はサンタクロース追跡プログラム「NORAD Tracks Santa」を今年も行い，サンタが北極を飛び立ち，よい子の住むあたりまで飛行する様子をレーダーや人工衛星，偵察機などを駆使して追跡するそうです。最初に始まったのがNORAD設立前の1955年で，今年で70周年を迎えるとのこと。こんなこと70年もやってるのかあ。筆者は今年もくつ下をぶら下げてサンタを待ちたいと思います。どうせダメでしょうけど。

ホロライブ「綺々羅々ヴィヴィ」さんコラボモデルのゲームPCがドスパラから期間発売。オリジナルマウスパッドがもらえる

　さて，年末年始の大型連休が迫っています。今年は官公庁の御用納めが12月26日ということもあり，日の並びの関係から多くの企業で「奇跡の9連休」が実現します。やったー，イエー，ハウスー。
　そんなわけで，年末年始の長い休みにどんなゲームをプレイしようかと頭を抱えている人にオススメなのが4Gamerの「セール情報」です。同じことを毎年書いているような気がしますが，仕方ありません。
　「こちら」の記事でお伝えしたように，PCゲーマー愛用のSteamでは季節の大型セール「Steamウィンターセール」が始まっていて，国内外の多くのパブリッシャが参加しています。数えきれないタイトルがセール価格で販売されていて，中にはワンコインでおつりがくるという，ゲームとは思えないような値段になっているものもあったりして見逃せません。セール期間は2026年1月6日3：00までです。
　ちなみに，Epic Gamesでも「ホリデーセール」を開催中ですので，そちらも合わせてチェックしておきましょう。さあ諸君，積んで積んで積み上げるのだ！


　という感じで，今回もはりきって，4Gamerと世界のゲーム業界の1週間を振り返りましょう。なお，自称人気連載の「Weekly 4Gamer」は，筆者の予想によれば，2025年の掲載は今回が最後になると思われます。来週もやってたらごめんなさい。
　では，よいお年を。2026年もよろしくお願いしま〜す。ちゃんちゃん。

※以下，PlayStationはPS，Nintendo SwitchはSwitch，スマートフォンはスマホなどと略記します。

先週のアクセスランキング

　先週のアクセスランキングトップ10，栄光の第1位をゲットしたのは，シグナルトークのオンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan」（PC / iOS / Android）の話題でした。


　2004年にPC版のサービスがスタートした「Maru-Jan」は，徹底したリアル志向の麻雀ゲームで，10年以上も続くご長寿タイトルでもあります。記事はシグナルトークが「Maru-Jan」では牌の操作が行われていないことをプレイヤー自身が検証できるという話でした。「やってない」とか「存在しない」ことを証明するのは，いわゆる悪魔の証明で，簡単ではないのですが，シグナルトークは牌山を事前にハッシュ値として公開する仕組みを採用して，これに挑んでいます。
　8ビット時代の麻雀ゲームでは，勝っていたらCPUが役満を連発して逆転されるといったことが普通に起きたので，そんなもんかなという気がしていたのですが，シグナルトークは相変わらず真面目です。


　第2位は上にも書いた「Steam ウィンターセール2025」の記事で，オフィシャルトレイラーが公開されたというものでした。日本語字幕ではやりとりが「みんなを楽しま“せーる”ゲームを紹介しましょう」「うわ……ダジャレはやめて」と訳されていますが，英語では“Sale”と“Regale”で韻を踏ませています。うまい訳だと思いますが，まさかAIじゃないですよね。
　そんでもって，具体的にどんなゲームがなんぼぐらいになっているのかを紹介する記事が第10位に入っています。なんかValveから誉められてもいいくらい手の込んだ記事で，オススメのゲームタイトルも紹介しています。しつこいようですが，さあ諸君，積んで積んで積み上げるのだ！


　スマホゲーム「新月同行」で，中国版の更新を停止するというニュース記事が第3位にランクインしました。2024年10月に中国で正式サービスが始まった「新月同行」は，大都市を舞台にしたオカルト探索＆ターン制ストラテジーRPG。日本でのサービス開始は2025年8月7日でした。
　発表によれば，プロジェクト全体は開発停止となるものの，日本では予定されたスケジュールどおりにバージョンアップとメンテナンスを続け，現在中国版で配信されているコンテンツを最終バージョンまで配信するとのことです。

【先週のアクセスランキング詳細】

【第1位】 長寿オンライン麻雀「Maru-Jan」，「牌操作がないことの証明」システムとコラムを公開。牌操作がないことをプレイヤー自身で検証できる	【第2位】 「Steam ウィンターセール2025」は日本時間の12月19日3：00に開始。参加タイトルを紹介するトレイラーが公開に
【第3位】 「新月同行」中国版の更新を停止。日本版は中国版で配信中の最終コンテンツまで提供	【第4位】 スマホゲームのセルラン分析（2025年12月4日〜12月10日）。今週の1位は「モンスターストライク」。7月〜9月の全世界DL数ランキングも紹介
【第5位】 「薬屋のひとりごと 後宮異聞録」，事前登録者数5万人を達成。猫猫の尚服での仕事着姿を描いた新ビジュアルを公開	【第6位】 ［インタビュー］熱狂からの転落を経て，マックスむらいは“揺るぎないもの”でもう一度ピークを目指す。YouTube20周年を機に聞く氏の半生と展望
【第7位】 軍事物流に焦点を当てた「Military Logistics Simulator」配信開始。補給担当官として，車両管理や物資輸送，基地拡張など後方支援任務に挑む	【第8位】 期待の新作「Starsand Island」の見どころを紹介。釣りや農場運営，恋愛からバトルまで遊べるスローライフシミュレーション【PR】
【第9位】 MOBA風のチャンピオンシステムと脱出型PvEバトルを融合した協力型ローグライト「Raiders of Blackveil」，Steamで早期アクセスを開始	【第10位】 「Steamウィンターセール」初セール＆最安値作品まとめ。この冬に“新体験”を味わいたい人へ，オススメ作品もピックアップ

先週のタイトルランキング

　先週，もっとも読者が気になったゲームタイトルは「Steam」（ゲームではありませんが）でした。「Steam ウィンターセール2025」の記事がアクセスランキングのトップ10に2本も入っているので，ですよねー，という感じです。そして，シグナルトークの「Maru-Jan」が第2位に，更新停止が発表された「新月同行」が第3位に入りました。ですよねー。


　第4位の「モンスターストライク」（iOS / Android）は，人気連載「スマホゲームのセルラン分析」の最新版となる「こちら」の記事で，国内収益ランキングの第1位に入ったことが発表されています。
　記事によれば，テレビアニメ「モンスターストライク デッドバースリローデッド」の「ジュゲム」が12月6日，ゲーム内に登場したことが効果を挙げ，前週比で収益を80％伸ばしたとのこと。10年以上もサービスが続くモンストですが，まだまだ話題豊富。あやかりたい。


　ポーランドのNano Gamesが開発し，ドイツのAerosoftが12月13日に配信を開始した「Military Logistics Simulator」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）が第8位に入りました。


　Aerosoftは，「Microsoft Flight Simulator」や「Train Simulator」シリーズのアドオンソフトでおなじみのメーカーですが，今回は軍隊のロジスティクスにフォーカスしたシミュレーションゲームで，なんだかニッチなところを攻めてきました。プレイヤーは，軍の補給担当官としてコンボイの管理や重要物資の輸送，FOB（前方作戦基地）の拡張などを行い，後方から軍事行動をサポートしていきます。ちょっとやってみたい。

【先週の注目タイトル詳細】

【第1位】 Steam	【第2位】 Maru-Jan
【第3位】 新月同行	【第4位】 モンスターストライク
【第5位】 ブループロトコル：スターレゾナンス	【第6位】 薬屋のひとりごと 後宮異聞録
【第7位】 パズル＆ドラゴンズ	【第8位】 Military Logistics Simulator
【第9位】 ポケモンカードゲーム	【第10位】 Palworld / パルワールド

先週の注目記事

　あわただしい年末ですが，いつものように，プレイレポートやインタビュー，企画モノなどを中心に，先週の気になる記事をピックアップしてみました。福岡県福岡市の九州産業大学で開催された「CEDEC＋KYUSHU 2025」や，12月17日に中国の上海で開催された「テンセント広告 IAAゲームサミット 2025」と12月18日の「2025年中国ゲーム産業年会」など，季節柄でしょうかね，イベント関連記事が多めという感じです。

　その「CEDEC＋KYUSHU 2025」ですが，「こちら」の記事にあるように，トゥーキョーゲームスの代表でディレクター・シナリオライターの小高和剛氏による基調講演「オリジナルコンテンツの作り方」や，「龍が如く」シリーズの開発プロセスといった講演の内容を紹介しています。
　ゲーム開発者向けということで専門的な感じですが，読めばきっとタメになるので，気になる人は以下のリンクをクリックして面白そうな記事を探してみてください。


　「Ghost of Tsushima」や「Ghost of Yōtei」によって日本でもブレイクしたシアトルのゲームデベロッパ，Sucker Punch Productionsのスタジオヘッドが交代するというニュースを「こちら」に掲載しています。1997年に設立されたSucker Punch Productionsですが，設立者の1人であるBrian Fleming氏が退任し，次世代にバトンをわたすとのこと。


　新たなスタジオ責任者として，クリエイティブを担当するJason Connell氏と，エンジニアリング担当のAdrian Bentley氏が就任するそうです。Fleming氏とBentley氏はあまりメディアに登場しない感じですが，Connell氏はイベントなどでもおなじみですね。SIEの発表によれば，「Ghost of Yōtei」は11月2日の時点で330万本のセールスを記録したとのことで，いい感じです。新体制になったSucker Punch Productionsの次回作にも期待がかかるところです。

Jason Connell氏（左）とAdrian Bentley氏（右）

いよいよプレゼントのコーナー

「abxylute S8 Bluetooth Mobile Gaming Controller Retro Indigo Edition」
……3名様（提供：abxylute様）

　スマホやタブレット，Nintendo Switchなど幅広いデバイスに接続できる万能ゲームパッドを3名様にプレゼントします。


　abxyluteが2025年秋に発売した「abxylute S8 Bluetooth Mobile Gaming Controller」は，スマートフォン（iPhone/Android）やタブレット，PC，Switch，Switch2で使用可能な万能ゲームパッドです。

　伸縮可能なホルダーは最大で約216mm延ばせるので，そのサイズに収まるスマホやiPad miniなどの小型タブレット，Nintendo Switch，Nintendo Switch 2を接続可能。Bluetooth 5.3 による低遅延接続により，快適なゲームプレイを楽しめます。


　ジョイスティック＆トリガーはホールエフェクト式を採用しており，ドリフトしにくく滑らかな操作感を実現。背面ボタンや6軸ジャイロの搭載で，FPSやアクションゲームでも直感的な操作が可能です

　専用アプリ「abxy」を通じて、クラウドゲーミング、ローカルゲーム、エミュレーターなど、多様なゲームプラットフォームにアクセスできます。

　プレゼントは，ニンテンドー ゲームキューブのコントローラを思わせる「Retro Indigo Edition」です。発送は年明けを予定していますので，ドシドシご応募ください。

　なおabxyluteでは，12月12日から12月25日までクリスマスキャンペーンを開催中です。One ProやS9，S8といった商品が最大38％オフで購入できるので，気になる人は公式サイトをチェックしてみましょう。

---

「エルドラドクリーチャーズ・シャドウフォール」（Switch版）
……2名様（提供：マスティフ様）

　マスティフが2025年11月20日に発売した，シミュレーションRPG「エルドラドクリーチャーズ・シャドウフォール」（PS5 / Switch / PS4）のNintendo Switch版を2名様にプレゼントします。


　本作は，シュライヒの人気フィギュアシリーズ 「エルドラド クリーチャーズ」 をベースにした作品です。プレイヤーは様々なクリーチャーたちを率い，謎の影（シャドウ）の脅威から世界を救うべく戦うことになります。


　ゲーム内のクリーチャーはフィギュアの3Dモデルが採用されており，「自分のフィギュアを思うように編成し戦わせる」というファンの夢をかなえるバトルを体験可能。「溶岩」「氷」「石」「ジャングル」の属性を持つクリーチャーたちには固有の能力や特性があり，属性やスキルを組み合わせて戦う戦術性の高いバトルを楽しめるのです。


　ターン制のシステムは直感的で理解しやすく，ゲーム初心者でも遊びやすい一方，難度調整により，やり応えのある挑戦も可能。ストーリーや演出もユーモアと魅力に溢れているので，幅広いプレイヤーにおすすめです。

　プレゼントのSwitch版パッケージは，封入特典として「デジタルサウンドトラック」のダウンロードコードが付属。ゲーム内の迫力ある音楽を，プレイしていなくとも楽しめるようになっています。

　プレゼントに応募するには，下記のリンクから応募フォームへ進み，すべての項目に記入して送信ボタンをクリックしてください。 重複応募は当選を無効とさせていただく場合がございます。締め切りは，2025年12月25日17：00です。
　当選者は，2026年1月12日（予定）に応募フォームで登録した名前（ハンドルネーム可）と都道府県名で発表する予定です。
　プレゼント品は，応募時に入力された送付先に，1〜2週間以内にお送りします。なお，賞品によっては，発送に時間をいただく（約1か月）場合があります。
　発送日の確定や本人確認，当選の結果などについてのお問い合わせには一切お答えできませんので，ご了承ください。

■2025年12月8日掲載プレゼント当選者

「歴史の終わり」Steamキー……3名様
秋田県　きりたんぽ さん
兵庫県　ToSHi さん
兵庫県　もりけん さん


■2025年12月15日掲載プレゼント当選者

「サモンズボード」×「ラブライブ！」オリジナルAmazonギフトカード……3名様
北海道　なぽりん さん
福井県　rai さん
山口県　Syro さん